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只今、ホームセンターに来ております。
ボクが、なにをしているのかというと、ケースを探しているのです。 このケースにヘルメットとベルを入れるのです。 そうすると、どこでも持ち運べることになるのです。 「持ち運んで、どうすんのよ?」 とか言うな! いろいろ連れてまわるのさ! 犬だってケースに入れてるじゃない! などと言ってもはじまりません。 とりあえずケースを探します。 ケースといっても決まりがあるのです。 決まりとは、ボクが決めたものです。 だから絶対なのです。 その通りにならないと、はがいいのです。 だから絶対なのです。 ケースが見つからないので、ボクは店員さんを探します。 見つけました。 釘の陳列の所で、釘を並べている店員さんです。 ちょっと、小太りの店員さんです。 「すみません」 とボクが声をかけます。 「はい」 店員さんは、手を止めこっちを向きます。 ボクは言います。 「アクリル、(ココ大事なので強調して、もっかい言う) アクリルのケースありますか?」 「ないです」 「!!!」 ボクは、あまりの即答に度肝を抜きました。 無いならないで、ちょっとぐらい探すふりをして、 「あ~今、品切れですね~」 ぐらいの言い訳を聞きたかったのに、 「ないです」 だ! ふざけるんじゃないよ! と怒っても無いものは仕方がありません。 だからボクはすぐに気持ちを切り替えます。 ちょっと大きめの文房具屋に向かいます。 あそこならあるかもしれません。 と、思ったその時、 ふと、目に飛び込んで来たもの。 『アクリル・ケース』 です。 アクリル・ケースがなぜか、 ホースのコーナーに置いてあるのです。 (へっ、なめやがって・・・あるじゃねぇか・・) ボクはさっきの店員さんに見せ付けてあげようかと思いましたが、 あんまり大人げないことはよそうとレジに向かいます。 すると、さっきのちょっと小太りの店員さんが、 レジを打っています。 (あの野郎・・) ボクは、勝ち誇った笑みで、 アクリル・ケースをレジの前に出します。 そしてボクは、勝ち誇った笑みで、 「ありました、アクリル・ケース」 といいました。 「は?」 ボクは愕然とします。 ちょっと小太りの店員さんのこの、すっとぼけた顔に ボクは愕然とします。 「い、いや、アクリル・ケースです。あったんです。」 ボクは再び挑戦します。 「は?」 ダブルパンチです。 ちょっと小太りの店員さんは、 意味不明の顔をして何事もなかったように、 レジを打っています。 ボクがあまりのその態度におののいていると、 走り抜けました。 ちょっと小太りの店員さんが、 レジを打っているちょっと小太りの店員さんの後ろを 走り抜けました。 「!!!」 双子です。 |